さよなら北光社

2010年01月29日

2010

第四木曜日の夜は、香里鐘オーブン粘土教室があります。
教室の帰り、香里鐘と同じ古町の老舗書店、北光社の店長さとう君に会いに行きました。
残念なことに北光社は、あと三日でその長い歴史に幕を下ろします。

古町の北光社と言えば、小学生の頃、父や母にバスに乗って連れて行ってもらえる特別な場所でした。
僕が初めて買ってもらった単行本、手塚治虫の「新宝島」(もちろん復刻版)や、タンタンの「なぞのユニコーン号」(なぜかモノクロで、A5サイズくらいの横長の本でした)も北光社で買ってもらいました。

朝日ソノラマのソノシートも北光社で売っていました。
大人になってからは、前店長のさいとう氏と仲良くなり「ポポのひみつ」が出版されたときなど、北光社には大変お世話になりました。
古町の中心の顔ともいえる北光社が閉店することは、僕だけでなくたくさんの人々がさみしく思っていて、店内にはたくさんの閉店を惜しむ寄せ書きが貼られていました。

閉店前のハードな日々に疲れ気味のさとう君でしたが、本を整理しながらカメラに向かっての笑顔は輝いていました。
さとう君、まだ三十半ばと若いですがなかかの根性と信念の持ち主です。
閉店後は自分で書店を開きたいと言っていました。
北光社の歴史が刻まれた本棚を使って、古町という場所にこだわっていきたいそうです。
今の時代、そう簡単なことではないかもしれませんが、この男ならやってくれそうな気がします。
僕も、何が出来るというわけではありませんが、そんなさとう君を応援したいと思います。

北光社での最後の買い物、映画化されたセンダックの「かいじゅうたちのいるところ」の小説版を購入しました。
僕の粘土作品に影響を与えてくれた本達との出逢いをくれた北光社に感謝です!